くるみ歯科医院の診療理念・保険治療について

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院長:伊藤 剛
【院長経歴】
H.2年    徳島大学歯学部卒業
H.2年6月~
H.7年3月   秋田大学附属病院 歯科口腔外科勤務。
       その後、秋田市の開業医にて勤務後、
H.15年8月  当院開業

◆診療理念
歯科で予防というと、ふだんの歯磨きやフッ素塗布を考える方が多いでしょうが、それ以外にも歯の深い溝にあらかじめプラスチックなどを詰めておいて虫歯を防ぐとか、プラークがつき易くなった乱れた歯並びの歯を良好な並び具合にするとか、歯並びを変えられなければ歯を少し削ってプラークをつきにくくするとか、正常な位置にはえず、傾いている親知らずを抜くなどいろいろあります。

中でも、今までしっかり噛んでいた歯を失った場合に、かわりにインプラント(人工歯根)を顎の骨にうめ込んで噛めるようにする治療は、永久歯だけの方(大人の方)にとっては一つの救いでもあります。とはいえ、インプラントは、歯を失った場合の選択肢の一つで、保険が効かず手術も必要と、なかなか一般的な歯科治療と思われてきませんでした。ところが、技術の進歩により手術後早期に噛めるようになり、長くもつようになりました。残念ながら、特別な場合を除いて、インプラントは保険ではできません。しかし、ブリッジや入れ歯は、残っている歯や顎の骨を悪くする原因になることをご存知ない方が多く、簡単に治療が終わるからと保険の治療(ブリッジ、入れ歯)を安易に受けてしまうことが大変多いです。
もちろん歯を抜いて、すぐインプラントの手術をするのが無理な場合もありますし、今は経済的に無理なので、一時的に入れ歯にしておこうという方もいます。失った歯の数が多くなればなるほど、ブリッジや入れ歯を使うことで残っている歯や顎の骨に負担がかかりさらに歯を失うことになり、もっと大きな入れ歯などが必要になります。

このような意味で予防に役立つのがインプラントです。
個人差のある話しではありますが、統計的には、ブリッジの寿命は約7年、部分入れ歯のバネによるむし歯の発生率は4年で93%、総入れ歯を使うことによる顎の骨の吸収は2年で約1mmと言われます。

また、自分だけは大丈夫とか、歯がたくさん無くなってもその時はその時で、なんとかなると考えている方がたいへん多いですが、年をとってから、インプラントも含めてしっかり治療しようと思っても生活習慣病が進んでいたり、顎の骨が薄くなっていたりして、都合よく治療が進まないことが多いのです。もちろん歯科治療は早目に行うほど簡単にすみます。

私が言ってる予防というのは、将来の歯の残り具合や、かみ合わせまで考えた上での話です。
少し考えている期間が長いと思われるかもしれませんが全身の健康を考えると重要なことです。
ところで、認知症と残っている歯の本数との関係を調べたところ、歯が多く残っていてしっかり噛める方ほど認知症になりにくいという結果だったそうです。
インプラントがしっかり顎の骨に固定されて噛めるようになれば、他の歯や顎の骨に影響を与えず、自分の歯があるような充実した生活をおくれます。認知症の予防にも大いに役立ちます。

入れ歯やブリッジに納得のいかない方は、ぜひ一度御相談ください。



◆歯科の保険による治療について知っておいてもらいたいこと

① 前歯(犬歯まで)についてはある程度、外見を考慮したかぶせ物(冠)が入りますが、奥歯は、金属冠(銀色)になることが多いです。ブリッジについても同様です。多少条件付きですが、小臼歯のみハイブリッドの白い冠もできるようになりました。なお、保険で使用する金属、金銀パラジウム合金は銀が主体の金属で長期間の使用により変色変質が起こりえます。

② 入れ歯は歯が無くなった所(親知らず以外)に入れて外見は整えられますが、プラスチックのため元々の歯と同じようには噛めませんし、厚ぼったくて気になったり、床(入れ歯をささえて歯ぐきにふれる所)があたって痛くなったり、噛み方によってははずれてくることがあります。

③ 歯の根の治療(神経の治療)については症状がよくなるまで、治療期間中、あまり、患者さんの費用の負担が大きくならないように行なわれます。

④ 歯周病は軽い症状であれば、歯みがきや歯石の除去でよくなります。症状が進むと手術が行なわれたりもしますが、確実に良くなるわけではありませんし、通常、特効薬というものはありません。
なお、むし歯については現在、完治ということはありませんが、象牙質の回復による症状改善はみられます。
また、矯正治療やインプラントによる治療は特別な場合を除いて、保険ではできません。